知っておくと安全性などに役立つ!?電線に関するポイントなどを分かりやすくご紹介
電線は束ねた状態ではなく伸ばして使用するのが正しい使い方
電線は束ねておくと癖が付いてしまうので、なるべく真っすぐな状態で使う方が良いなどのイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ケーブルの内部にある電線は金属であり、束ねることで金属は形を変える性質がある関係から元の状態に戻しにくくなります。
カールコードなどを例にすると分かりますが、カールコードは強い力で引っ張ると伸びきってしまって本来のカール状態に戻らなくなるのと同じで束ねたものも同じことがいえるわけです。
ただ、便宜上見た目などを考えると多少なり束ねた形で使っていた方がすっきりするなどの理由から、電源コードをこのように使っている人も多いといえます。
曲がった部分は真っすぐになっているときと比べると耐久性が劣っているので、これを連続的に曲げたり伸ばしたりといったことを繰り返していると断線する可能性も出て来ます。
実際には伸ばしたり曲げたりなどの動作を繰り返すことはないけれど耐久性が劣ることを考えると、電線の使い方は真っすぐの状態で使った方が安心に繋がることが分かります。
電線が家具の下敷きになると半断線になって危険
模様替えのときなどうっかりタンスなど重量がある家具の下に電線が入り込んでしまう、気が付いたときには直すけれども気が付かずにそのまま使っていることもゼロとはいい切れません。
電線はケーブル内部の銅線で、金属でできているものです。
金属は非常に硬い性質があるけれども電線に使用している銅線は細いものですし、それを束ねているなどからも1本だけでなく2本や3本など家具の重みでつぶれてしまって半断線状態になることも少なくありません。
全ての線が切れてしまうと電流が流れなくなりますので、電化製品が動かないとかパソコンの電源が入らなくなるなどのトラブルが生じます。
しかし、半断線の場合は断線していない部分で電気の流れがあるので、電源を入れて動かないなどは起こりません。
そのまま使っているとケーブルそのものに負担が生じるようになりますし、プラスとマイナスなど2つの極性を持つケーブルなどの場合はショートの原因に繋がることもあるなど注意が必要です。
家具を動かしたときにはケーブル類が下敷きになっていないのか、必ず確認することをおすすめします。